元本確保型 投資信託ってなんやねん

 

そろそろ本格的にカオスになってきた当ブログ。

 

今回は最近話題の「元本確保型投資信託

 

One-ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド

 

について思うところでも書いていこうかなと思います。

 一番言いたいことは最後に書いてあるんでそこだけでも読んでくれるとウレシイ…

 

(*あくまで主観な上、私は投資素人なんで注意)

 

①どういう仕組み?

中身はほとんど円建てのゴールドマンサックス(以下GS)の社債です。

社債というのは基本的に定期預金みたいに持ってるだけで利息がもらえて、満期が来ると

購入した金額が返ってきます。(会社が潰れたりしない限り

 

それ以外の部分が運用に回されるという仕組みらしいのです。

 

そして運用部分が上手くいけば年に1回分配金がもらえて10年後に最初の投資金額が

帰ってくる。そんな商品です。

 

 

ええやん!!! となりそうですよね

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(これにはレイヴンもニッコリ)

 

 

②実際はどうやねん

 

ここからは細かい数字の話です。

GS社債部分の利率は0.39%

ファンドの信託報酬は年率0.378%(年間手数料みたいな物)

 

社債部分の利率は年間手数料に消えるので、こちらは全く期待できません。

 

なので毎年貰えるのは運用部分がどれくらい上手くいくかに委ねられてる

わけです。

 

こちらの運用部分

・大体上下3%を目指すように運用

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(シミュレーションでは毎年2%らしい ほんとぉ?

 

・上手くいかなかった年は分配金がない

 

・分配金があるときは10.8%をGSが報酬として持っていく

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そしてこれプラス実質コストでさらに持って行かれます(こちらの%は不明)

 

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 ・・・とこんな感じの商品です。

 

 

③じゃあ買わない方が良いの?

 

悪い商品ではないと思いますが現時点ではなんとも言えないです。

 

良い点としては

・元本を守りながら運用できる

・運用部分が分散されている

・GSの信用度が高いので破綻リスクが少ない

 

この商品のネックは

・初期手数料がかかる(最大1.62%)

・過去の運用実績がない

・GSが潰れたら終わり

・10年間という長い運用期間

 

 過去の運用実績がないのは結構怖いなぁ…と思います。

多分この商品はGSがこれからも期間限定で何度も出すので様子見したほうが

良いんじゃないかと。

 

実際これも第二弾ですからね。(第一弾は7月に発売

 

そして10年間も資金が固定化されるというのは結構なリスクです。

そんなリスクを取るくらいなら

積立投信でもやるか、開き直って外債を購入する方がマシじゃないかなぁ…

 

ちなみに10年待たずに解約すると解約手数料的なもので0.3%持って行かれます

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④最後に

 

この手の商品は金融機関が投資初心者をおびき寄せる餌の様なものです。

トカゲの餌やりのイラスト

思っている以上に簡単な商品ではないので、じっくり調べてから購入を

検討するべきです。

 

そして理解できないなら買うべきではありません

 

期間限定に飛びつく前にもっといい商品がないのか再考しましょう。

 

10年後なんて人生に何が起こるか分からないし

GSにも何が起こるかわかりません

 

私は予知能力を身に着けてから買うことにします。

 

駄文失礼しました。